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反射防止膜

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反射防止膜

特徴

一般的にはAR( anti reflection)と呼ばれています。基板の表面へ誘電体薄膜を単層もしくは多層に形成させ、光の干渉作用によって表面の反射を低減させるコーティング加工です。

基板の透過率を上げ、表面への映り込みを無くし、ゴーストを防止できます。反射防止効果の帯域は成膜する膜厚、層数、材料の組み合わせを工夫する事によって選択する事が出来ます。

対応できる波長帯域は紫外線から赤外線領域まで幅広い波長帯域で対応が可能です。
ガラス、赤外線結晶材料など、幅広くコーティングが可能です。

 

 

用途

各種カバーガラス、組みレンズのゴースト防止、センサーウインドウ、光ファイバー、天文観測、レーザー加工機、光学素子など。
適用例としては、レンズ曲面、ファイバー端面、カバーガラス表面、結晶材(CaF2 Si  ZnSe)などへコーティングが可能です。

 

 

特性例


可視光域(420~680 nm)にて平均反射率0.1%以下のARコートです。 


近赤外波長(1550nm)にて反射率0.01%以下のARコートです。


入射角45度にて、P・S偏光の波長分離性を考慮したワイドARコートです。


入射角45度にて、P・S偏光の波長分離性を考慮したナローARコートです。