紫外線殺菌用光源フィルター
原理
細菌含めて生物は、その細胞の中に遺伝情報をつかさどるDNA(デオキシリボ核酸)があります。このDNAは紫外線(特にUV-C領域の紫外線)に吸収スペクトルを持ち260nm付近に吸収極大があります。DNAにUV-C領域の紫外線を照射すると紫外線を吸収したDNAが損傷し、細胞分裂や細胞成長が阻害されることで増殖することができなくなり死滅すると考えられています。
特徴
殺菌効果の高いUV-C領域の紫外線に対して、効率よく透過させたり、特定の波長を任意に選択透過(不要な波長を遮断)させることができるフィルターです。
ご希望の波長、透過率、阻止帯域等のご要望に対応致します。
分光特性:AR(反射防止膜)パスフィルタ―タイプ、バンドフィルタータイプ
材質:SiO2,Al2O3 etc.
サイズ:角形、丸形 etc.
数量:1枚から量産まで対応いたします。
品質保証:ご要望にお応えします。恒温恒湿試験、ヒートサイクル試験、耐熱試験、煮沸試験、付着力確認試験
用途
水や溶液の殺菌:飲料水、原料水、水産養殖用、etc
空気中の菌の殺菌:エアコン、空気清浄機、ハンドドライア、etc
物質表面の殺菌:携帯機器、マスク、医療器具、料理器具、サニタリー用品、etc
特性例