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製品情報

製品情報

製品ラインナップと光学薄膜部品の利用方法を説明します。
光学薄膜は、光の反射や透過を制御するために使用される薄膜のことです。光学薄膜は多層構造で作られることが一般的であり、特定の波長の光を増幅したり、反射を減少させたりする効果を持ちます。光学薄膜の技術は、反射防止コーティングやダイクロイックフィルター、ビームスプリッターなどの製品に応用されています。光学薄膜の製造にはイオンプレーティング蒸着やイオンビームスパッタリングなどの技術が使われ、設計や製造において高い精度と安定性が求められます。光学薄膜は光学機器やディスプレイ、センサーなどの幅広い分野で使用され、光の制御や改善を実現する重要な役割を果たしています。

反射防止膜(ARコート)

ガラスや光学素子の表面に光学薄膜を形成し、表面反射を低減させます。レーザー用や広帯域光源用など様々な反射防止膜を提供できます。高いレーザー耐性や低入射角度依存性など、用途に合わせた性能を実現できます。

用途:車載カメラ,半導体露光装置,レーザー,LiDAR,バイオメディカル,照明

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ダイクロイックミラー

光の干渉を利用し、光源からの光を透過光と反射光に分離する多層光学薄膜ミラー。
ブロードな光源から特定波長の取出しや、波長の異なる二つの光を合波することもできます。

用途:レーザー加工,蛍光分析,HUD,ラマン分光,バイオメディカル,露光

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ダイクロイックフィルター

蒸着やスパッタで成膜した光学薄膜による光の干渉を利用し、特定波長を透過させ、不要な光は反射します。急峻な波長分離性や複数の透過スペクトルを持つフィルターを作製可能です。ショートパスフィルター、ロングパスフィルターとも呼ばれます。

用途:蛍光分析,UV殺菌,LiDAR,天文観測,医療

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バンドパスフィルター

多層膜による光の干渉を利用した特定波長を選択的に透過させるフィルターです。誘電体多層膜、金属膜等を用い、狭帯域や広帯域など半値幅の調整も可能です。光源やセンサー感度に合わせた最適な阻止性能をご提案します。

用途:3Dセンシング,ガス分析,LiDAR,バイオメディカル,天文観測

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ノッチフィルター

特定波長の光のみを減衰し、それ以外の波長は透過させる光学フィルターです。バンドストップフィルターとも呼ばれ、光学系から不要な光を除去する為に使用されます。

用途:蛍光分析,光通信,天文観測,ラマン分光

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リニアバリアブルフィルター

ガラス基板上の一方向へ膜厚を線形に変化させてコーティングする事により、複数の波長を連続的に取り出す事が出来るフィルターです。バンドパス型、ショートパス型、ロングパス型いずれにも対応可能です。

用途:小型分光器,色彩測定,成分分析,ハイパースペクトルカメラ

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赤外域用フィルター

近赤外線(0.7~3.0μm)、中間赤外線(3.0~8.0μm) 、遠赤外線(8.0~15μm)で使用されるフィルター作製が可能です。
特定の波長を選択透過させるバンドパスフィルター―、透過と反射領域を調整するエッジフィルター、および反射防止膜の対応が可能です。

用途:ガスセンサー,ガス分析,暗視カメラ,サーモグラフィ,人感センサー

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DLCコーティング

DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングによる高耐久性の赤外反射防止膜です。DLCは赤外領域高透過性と耐環境性・耐摩耗性の特長を併せもっており、過酷な環境下でも使用出来ます。シリコン・ゲルマニウムなどの材料にコーティングが可能です。

用途:赤外線カメラ,ナイトビジョン,放射温度計,車載

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ビーム・スプリッタ―

任意の比率で透過光と反射光を分離する光学部品です。入射光からp偏光とs偏光を分離したり(PBS:偏光ビームスプリッター)偏光依存性の少ないタイプ(N-PBS:無偏光ビームスプリッタ)も制作できます。

用途:カメラ,顕微鏡,計測装置,半導体露光装置,FPD露光装置

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コールドミラー・フィルター

光源に含まれる熱となる波長を透過または反射させて除去する為のフィルターです。誘電体多層膜により耐熱性や耐候性に優れます。楕円鏡などリフレクター基板へのコーティングが可能です。

用途:照明機器,プロジェクター,温度上昇の抑制(熱線カット)

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NDフィルター

任意の波長帯域において透過率(濃度)をある一定値に制御したフィルターです。金属膜、誘電体多層膜、どちらでも製作が可能です。また、紫外線から赤外線まで各波長帯域での製作が可能です。

用途:光源の減光,センサー感度補正

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金属膜コーティング

金、銀、アルミなどの金属膜を各種基板へコートします。
光学フィルターをセンサーが搭載された金属やセラミックスなどへハンダ付けする際に使用されるメタライズコーティングも可能です。

用途:金属薄膜ミラー,ハンダ封止

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下線部をクリックすると、イメージ図が表示されます。

  光学薄膜部品の利用方法
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1光の強度を
調整する

反射光の強度や、反射光と透過光の割合を調整する。

2 光の波長を
調整する

特定の波長や波長帯を透過、反射、遮断させる。

3光の成分を
分離する

光の成分であるP偏光とS偏光を分離させる。

4光の光路を
調整する

光を曲げたり集めたりする。

5その他

光学特性以外のご要求仕様。

反射防止膜        
ダイクロイック・ミラー    
ダイクロイック・フィルター    
バンドパスフィルター        
ノッチフィルター        
リニアバリアブルフィルター        
赤外域用フィルター      
DLCコーティング      
ビーム・スプリッター    
コールドミラー・フィルター      
NDフィルター        
金属膜コーティング    
光学薄膜は、光学的な特性を持つ薄膜のことです。光学薄膜は、光の反射や透過を制御するために使用されます。光の波長に対して特定の反射や透過の特性を持つように設計されます。光学薄膜は主に誘電体と呼ばれる材料で作られます。誘電体は光を通しやすくする性質を持っています。薄い層として基板上に堆積され、この膜の厚さは光の波長の数分の一以下であり、光の干渉現象を利用して特定の光学特性を実現します。光学薄膜の設計と製造は、高度な技術を要します。特定の波長の光を反射するミラー、特定の波長の光を透過するフィルター、または光を特定の方向に偏光する偏光フィルターなど、さまざまな用途に応じて光学薄膜が設計されます。
光学薄膜はさまざまな分野で広く使用されています。例えば、光学機器やレーザー技術、太陽電池、ディスプレイなどで利用されます。さらに、光学薄膜は光の反射や透過を制御するため、光学的な性能を向上させる役割を果たします。
光学技術の発展において重要な役割を果たしています。光学薄膜の設計と製造技術の向上により、より高性能かつ多機能な光学デバイスが実現されています。光学薄膜は、光学の分野において重要な技術であり、光の制御と応用において不可欠な要素です。