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蛍光・ラマン分析

蛍光・ラマン分析

蛍光・ラマン分析用フィルター
(LASER RAMAN SPECTRUM)

蛍光分析及びラマン分光測定器に用いられる各種フィルターの紹介を致します。

蛍光分析 蛍光物質に光を照射したときに、物質から放出される蛍光を測定する分析手法です。 励起光を照射された蛍光物質は、励起光よりも低い周波数の光を蛍光として発します。 赤外分光法と比べて1000倍程度の感度があります。 検出する蛍光物質の吸収波長に合わせた光を励起光として使用します。 蛍光を発する物質しか検出できないため分析可能な物質が限られますが、測定したい物質に蛍光物質を結合させて蛍光標識として使用することもあります。
ラマン分光 物質に光を照射したときに、物質から放出されるラマン散乱光を放出する分析手法です。励起光を照射された物質は、励起光より高い周波数と低い周波数両方の光をラマン散乱光として発します。ラマン分光法は赤外分光法で見られる吸収とは相補的な関係にあります。 励起光としては一般的に可視光領域のレーザーが使われます。 ラマン散乱光のシグナルは励起光と比べてかなり弱いため、励起光と同じ波長の散乱光をカットするフィルターも高い性能が必要です。

構成図を図に示します。

①バンドパスフィルター
   励起光として使用したい波長の光のみを透過します。

②ダイクロイックミラー
   励起光を反射し、試料からの蛍光及びラマン散乱光を透過します。

③エッジフィルター
   試料で散乱した励起光を取り除き、蛍光及びラマン散乱光を抜き出します。

特徴

専用の膜設計 フィルターは、目的のアプリケーションに合わせて専用に設計します。
自由な組み合わせ 励起、ダイクロ、蛍光フィルターの波長と傾斜は、任意の選択が可能です。
低い自家蛍光 自家発光は、基板に合成石英を使用していますのでほとんど発生しません。
高い耐久性 フィルター膜は、高密度な金属酸化膜を使用していますので高い耐久性を持ちます。
高品質な画像 画像は、散乱の少ない成膜プロセス使用していますので優れた画質が得られます。

用途

バイオテクノロジー、医薬品、食品、飲料、環境、工業、化学、ラマンイメージングスペクトログラフ、ラマンプロセスアナライザー、ラマン顕微鏡など

特性例

532nm Steep long pass filter

532nm Deep blocking notch filter

550 & 625nm Dual notch filter

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