特徴
屈折率の異なる誘電体薄膜を多層コーティングし、光の干渉を利用して光源からの光を任意の波長で透過・反射を選択できます。
コーティングする誘電体薄膜の層数は数層~数百層まで対応でき、様々な特性を実現する事ができます。コーティングする基板形状は平面から放物面鏡などへ対応が可能です。
用途
蛍光分析、ラマン分析、医療、レーザー加工機、照明、ランプリフレクター、ヘッドアップディスプレイなど多様な分野で応用できます。
特性例
参照光となる950nmの波長を反射し、主波長の1064nmのレーザー光源波長を高透過させたものです。
光源からのP,Sの偏光成分の影響を受けないショートパス型のダイクロイックミラーです。
反射帯域ではP偏光を高反射、透過帯域ではS偏光も高透過とできる事が特徴です。
レーザー光源の主波長1064nmを全透過させ、高調波を全反射させた特性例。
レーザー光源波長の有効活用に効果を発揮します。